こんにちは。
尼崎の畳屋のミツローです。
先日、ラジオを聴いていると、日本語で使う言葉について解説していました。
その中で出てきたのが「甘党」と「辛党」という言葉。
「甘党」は、甘いものが好きな人のことですよね。
私は甘いものが好きなので、まさに甘党です。
でも、ふと思いました。
「辛党っていう言葉もあるけど、辛いものが好きな人のことなのかな?」
ところが、昔からの意味は少し違うようです。
「辛党」とは、辛いものが好きな人というより、お酒が好きな人のこと。
アルコール度数の高いお酒を「辛い」と表現することから、「辛党」と呼ばれるようになったそうです。
そして、私は「甘党」の意味も少し勘違いしていました。
甘党は単純に「甘いものが好きな人」というだけではなく、「お酒よりも甘いものを好む人」という意味からきているそうです。
とはいえ、今の時代は「甘党=甘いものが好き」「辛党=辛いものが好き」という使い方をしても、間違いとはいえないようです。
言葉も時代とともに、少しずつ変わっていくんですね。
ちなみに、お酒が好きな人を「左党」と呼ぶこともあるそうです。
これは大工さんが左手でノミを持つことから、「鑿(のみ)」と「呑み(のみ)」をかけた言葉なんだとか。
言葉の由来を調べてみると、意外なところから生まれていて面白いですね。
お酒が好きな人は、甘いものをあまり食べない。
そんな話を聞くことがあります。
でも、私はお酒も飲みますし、甘いものも大好きです。
最近はお腹のお肉が余り気味なので、少し控えていますけどね(笑)。
考えてみれば、食べ物の好みも人それぞれ。
そして、これは畳にも同じことが言えるんじゃないかなと思います。
畳を新しく作り替えるご相談をいただくと、
「ヘリなし畳にするのかな?」
と思うことがあります。
最近は、半畳の畳を市松模様に敷いた、ヘリなし畳をよく見かけますからね。
でも、実際には「今までと同じような畳がいい」と、ヘリ付きの畳を選ばれるお客様もたくさんいらっしゃいます。
どちらが良い、悪いというものではありません。
それぞれに良さがあります。
ヘリ付き畳の良さの一つは、耐久性です。

ヘリ付き畳に使われる「引き目」と呼ばれる畳表は、ヘリなし畳に使う「目積」と比べて、丈夫なものが多いです。
特に、たて糸に麻糸を使った畳表は、いぐさがぎゅっと詰まっていて、耐久性にも優れています。
そして、畳べりを自分好みに選べるのもヘリ付き畳の魅力です。
畳べりの色や柄によって、部屋の雰囲気がけっこう変わります。
さらに、畳表にはいぐさの長さや使用する量などによって、いろいろな価格の商品があります。
「今回は少し価格を抑えたい」
「せっかく畳替えをするなら、良い畳表を使いたい」
そんなふうに、予算や使い方に合わせて選べるのもヘリ付き畳の良いところです。
一方、ヘリなし畳の魅力は、やっぱり見た目。

半畳の畳を市松敷きにすると、とてもおしゃれな和室になります。
ヘリがない分、畳のラインがすっきりして、部屋が広く感じられることもあります。
ただし、半畳で作る場合は、6畳の部屋でも12枚の畳になります。
材料の量だけでなく、12枚分の製作費もかかるので、一般的なヘリ付き畳より価格が高くなることがあります。
また、ヘリなし畳で使われる目積の畳表は、ヘリ付き畳で使う引き目の畳表より高価なものになります。
こうして比べてみると、畳も食べ物と同じで「好みはいろいろ」。
見た目を重視するのか、丈夫さを重視するのか、価格を重視するのか。
畳を作り替えるときは、ぜひご自分の好みに合った畳を選んでください。
「ヘリありにしようかな?」
「ヘリなしも気になるな」
そんなときは、実物を見ながら一緒に考えることもできます。
畳替えをお考えなら、尼崎の畳屋ミツローにお気軽にご相談ください。
さて、あなたは畳を作り替えるなら、
ヘリあり?それともヘリなし?
どちらを選びますか?
こんにちは
尼崎の畳屋のミツローです
今日は
MBSラジオの日
なんです
なんで?
と思ったら
ワイドFMの周波数が
90.6MHzで
2016年3月からワイドFMが
始まるのでクリアで聴きやすい
FMラジオのPRが目的で
制定したようです
最近はABCラジオを
毎日聞いています
ラジオのタイムテーブル私局に
なるくらい
毎日ABCラジオを聴いています
でも中学、高校生の頃は
毎日MBSラジオを
聴いていました
それはヤングタウンが
聴きたかったからです
当時のヤングタウンは
明石屋さんまや
ダウンダウンが出ていました
古田新太やシャ乱Qのつんくも
出てたんです
聴きながら寝てたので
後半は寝落ちしていました
そして翌朝は
ラジオのタイマーで
起きていて
おはようMBS川村隆一です
のテーマ曲、ビートルズの
「フロム・ミー・トゥ・ユー」
で起きていました
フロムミートゥユーを
聞くと朝の気分に
なってしまいますね
今でも思い出の曲ですね
今でもラジオが好きなのは
この頃ラジオが面白かった
想いがあるんでしょうね
よく聴いていた頃に
MBSラジオのスタジオが
千里丘から茶屋町に
移りました
阪急の梅田駅から
近くて目の前には
ロフトがあったので
高校生の頃は
学校帰りに前には
よく行きました
放送局に入ることは
なかったですけど
茶屋町といえば
畳だと
茶ベリを思います
昔ながらの畳というと
無地の畳ベリを
思い浮かべます
その中でも
黒と茶の無地ですよね
黒は重厚感があって
部屋が引き締まって
見えます
その分黒ベリが
はっきりした色で
部屋が重く感じたりします
その分茶ベリは
黒に比べて柔らかい
印象です
新しい畳で
鮮やかな緑の時の
茶ベリのイメージと
日に焼けて
畳が黄色や茶色っぽくなった時の
イメージは異なるかもしれません
緑でも茶ベリは合いますし
日に焼けてからも
合いますよね
事例の紹介です
お茶をしていたので
炉を切っていたので
畳は黒ベリでした
でももう炉を使って
お茶を立てることは
ないので
畳を新しく作り替えるのに
炉はいらないと
なりました
それで畳のヘリを
どうするか
選んでもらいました
炉を切らないのなら
どんな柄ベリに
しても大丈夫なんですが
色々悩んだけど
今まで黒の無地だったので
今度も無地でとなり
色は変えたいと
なりました
無地でも色々と
種類はあるんですが
見慣れた茶ベリがいいと
なりました
茶ベリも落ち着いて
とっても素敵な
部屋になりました
こんにちは!
尼崎の畳屋、ミツローです。
先日の日曜日、家族は家でゲームをしていたので、私は一人で電車に乗ってお出かけしてきました。
向かったのは西宮ガーデンズ。
一人で電車に乗って出かけるのも、たまにはいいものです。
目的はHMVで開催されていた展覧会。

こういう展覧会を見るのが好きなので、のんびり楽しんできました。
そして、そのあとは木陰のベンチで昼からビールと唐揚げ。

昼間からビールを飲んでいると、なんとも言えない贅沢な気分になります。
「まだ明るいのにビール飲んでいいのかな?」
なんて、ちょっとした背徳感もあります(笑)。
でも、これが休日の醍醐味なのかもしれません。
そんな休日を過ごしていて、ふと思いました。
夏に気持ちいい場所って、どこだろう?
海もいい。
プールもいい。
涼しいカフェもいい。
でも、私が畳屋だからというわけではありませんが(笑)、やっぱり一番落ち着くのは「エアコンの効いた和室」ではないでしょうか。
シャワーを浴びて汗を流す。
冷蔵庫からキンキンに冷えたビールを取り出す。
そして、畳の上にゴロン。
これが最高なんです。

そのまま昼寝なんてしたら、もう起きたくなくなります。
畳の上で寝転がると、フローリングとはまた違った心地よさがあります。
畳の表面に使われている「い草」には、湿気を吸ったり吐いたりする調湿性があります。
夏は汗をかきやすく、室内の湿度も高くなりがちですが、い草の畳は余分な湿気を吸収してくれるため、さらっとした肌触りを感じやすいのです。
もちろんエアコンで室温を下げることも大切ですが、畳のある部屋には、畳ならではの心地よさがあります。
日本の夏に、昔から畳が使われてきたのも、こうした「涼しく、気持ちよく過ごす工夫」の一つなのかもしれませんね。
せっかく畳のある和室があるなら、夏こそ思いっきり活用してほしいと思います。
エアコンを効かせて、シャワーを浴びて、冷たい飲み物を用意して、畳の上でゴロン。
最高の夏の過ごし方です。
もし畳が傷んでいたり、表面が毛羽立っていたり、汚れが気になっているなら、畳替えをしてみるのもおすすめです。
新しい畳の香りと、さらっとした肌触り。
今年の夏は、畳の上で最高のお昼寝をしてみませんか?

ただし、ひとつだけ注意があります。
気持ちよく寝すぎて、顔に畳の跡がつかないようにしてくださいね(笑)。
畳のことなら、尼崎の畳屋ミツローまでお気軽にご相談ください!
こんにちは。
尼崎の畳屋のミツローです。
最近、気に入って読んでいる漫画があります。
落語を題材にした作品で、亡くなった父親が果たせなかった「真打」という大きな夢を受け継ぎ、一人の女の子が落語家として成長していく物語です。
笑いあり、涙ありで、とても引き込まれる作品です。
アニメにもなっていて、ようやく主人公が本格的に師匠へ弟子入りしたところで第1シーズンが終わってしまいました。
「これからもっと面白くなるのに!」
そんなところで終わったので、続きが待ち遠しくて仕方ありません。
単行本の最新刊も昨日発売されたので、さっそく読みましたが、こちらも「続きが気になる!」という終わり方でした。
次の巻が今から楽しみです。
そのアニメの主題歌は、桑田佳祐さんの「人誑し」。
オープニング映像もとても印象的で、主人公たちが「かっぽれ」を踊る場面があります。
何気なく見ていると見逃してしまいますが、その背景には美しい襖絵が描かれていて、日本の伝統的な和柄がたくさん使われていました。
その中で私が気になったのが、「青海波(せいがいは)」という和柄です。
青海波は、穏やかな海の波がどこまでも続いていく様子を表した、日本を代表する吉祥文様の一つです。
半円を幾重にも重ねた美しい模様は、古くから着物や器、襖、風呂敷など、さまざまな場面で使われてきました。
和柄には、それぞれ意味や願いが込められています。
青海波には、

「平穏な暮らしが未来永劫続きますように」
という願いがあります。
波は寄せては返し、また寄せてきます。
その途切れることのない姿から、
など、縁起の良い意味を持つ和柄として親しまれてきました。
昔の人は、ただ模様を飾りとして使うのではなく、その一つひとつに願いを込めて暮らしていたんですね。
そう考えると、和柄を見る目も少し変わってきます。
実は、この青海波は畳にも取り入れられています。
それが「畳縁(たたみべり)」です。
畳縁には昔ながらの伝統柄から現代的なデザインまで、たくさんの種類がありますが、その中には青海波をモチーフにした柄もあります。
名前の通り、青を基調にしたデザインが多く、とても鮮やかです。
和室というと落ち着いた色合いを想像される方も多いと思いますが、青海波の畳縁を選ぶと、お部屋全体がぐっと明るく爽やかな印象になります。
国産い草のやさしい緑と鮮やかな青色の組み合わせは、とても相性が良く、見るたびに清々しい気持ちになります。
「和室は地味だから…」
そんなイメージをお持ちの方にも、ぜひ見ていただきたい畳縁です。
畳を替えるとき、多くの方は畳表や色合いを気にされます。
もちろん、それも大切です。
でも、畳縁にも目を向けてみると、和室づくりがもっと楽しくなります。
「家族みんなが健康で暮らせますように。」
「子どもたちが元気に成長しますように。」
「商売が長く続きますように。」
そんな願いを込めて青海波を選ぶのも素敵です。
畳は毎日使うものだからこそ、見るたびに気持ちが穏やかになり、暮らしに彩りを与えてくれます。
模様の意味を知って選ぶと、愛着もぐっと深まりますよ。
尼崎で畳替えをご検討の方は、畳表だけでなく畳縁にもぜひ注目してみてください。
当店では、伝統的な和柄からモダンなデザインまで、さまざまな畳縁をご用意しています。
「こんな雰囲気の部屋にしたい。」
「縁起の良い柄を選びたい。」
そんなご相談も大歓迎です。
和柄に込められた願いを暮らしの中に取り入れながら、世界に一つだけの和室づくりを楽しんでみませんか。
こんにちは。
尼崎の畳屋のミツローです。
夏休みなので、小学生の息子を店に連れてきました。
といっても、宿題をしたり、ゲームをしたり。エアコンの効いた部屋で過ごしているので、家にいるのとあまり変わりません(笑)。
お昼になり、
「何が食べたい?」
と聞くと、
「カレーライス!」
と即答。
実は前日の晩ご飯もカレーライスだったんです。
「昨日もカレーやったやん。なんでまたカレーなん?」
と聞くと、
「昨日は福神漬けがなかったから、今日は福神漬けを食べたい!」
とのこと。
なるほど、主役はカレーではなく福神漬けだったんですね。
そういえば以前、福神漬けについてブログを書いたことがあります。気になる方はぜひそちらも読んでみてください。
ということで、近所のCoCo壱番屋へ行ってきました。
CoCo壱ならテーブルに福神漬けが置いてあります。
息子はカレー以上に福神漬けをうれしそうに食べていました。
お腹もいっぱいになり、次はおやつの時間です。
「500円渡すから好きなアイスを買っておいで。お釣りはお小遣いにしていいよ。」
そう言うと、
「クーリッシュ買ってくる!」
と近くのコンビニへ向かおうとしました。
そこで私は、
「ドラッグストアの方が少し安いと思うよ。」
と一言。
ドラッグストアはコンビニより少し離れています。
歩く距離は増えますが、アイスは少し安く買えます。
お釣りをお小遣いにできると聞いた息子は、少し考えてからドラッグストアへ向かいました。
しばらくして帰ってくると、ちゃんとクーリッシュを2つ買ってきました。
しかも100円ほど安く買えたようです。
「遠かった~。」
と少し文句を言っていましたが、お小遣いが増えたので満足そうでした。
この出来事を見ていて、畳も同じだなと思いました。
アイスにはメーカーが決めた定価や、おおよその相場があります。
だから、
「近くて便利なコンビニで買う。」
「少し歩いて安いドラッグストアで買う。」
そんな選び方ができます。
では畳はどうでしょう。
実は畳には定価がありません。
畳屋は畳表を仕入れ、それを使って新調や表替えをします。
少し例えは違うかもしれませんが、回転しないお寿司屋さんが毎朝市場でネタを仕入れるのと少し似ています。
仕入れる畳表は、国産なのか中国産なのか。
どこの産地なのか。
品質はどうなのか。
その仕入れによって価格も品質も大きく変わります。

つまり、同じ「表替え」という言葉でも、中身はお店によってまったく違うのです。
だから価格だけを見て比べることは、本当はとても難しい商品なんです。
もちろん、高ければ必ずいいというわけでもありません。
反対に、安ければお得というわけでもありません。
大切なのは、その価格に見合った品質なのか、そして自分の暮らしに合った畳なのかということです。
「じゃあ、どこの畳屋さんを選べばいいの?」
そう思われる方も多いでしょう。

当店は決して地域で一番安い畳屋ではありません。
私は一人で仕事をしているので、一日に施工できる枚数にも限りがあります。
一枚一枚丁寧に仕上げるため、極端な安売りはできません。
だからこそ、適正な価格で、納得していただける仕事をしたいと思っています。
畳は一度替えると、5年、10年、場合によってはそれ以上使うものです。
実際には20年以上使い続け、茶色く変色し、表面が擦り切れ、服にいぐさのくずが付くようになってからご相談いただくことも少なくありません。
だから私は、お客様には「今日の値段」だけではなく、「5年後、10年後も気持ちよく使えるか」を考えて畳表をご提案しています。

畳は伝統工芸品として飾っておくものではありません。
毎日の暮らしを快適にし、家族がくつろぐためのものです。
新しい畳が入ったときの部屋の美しさ。
いぐさの爽やかな香りを吸い込んだ瞬間の心がほっと落ち着く感覚。
裸足で歩いたときのやさしい肌触り。
そんな何気ない日常の心地よさこそ、畳の一番の価値だと思っています。
アイスを買うなら、少しでも安いお店を探すのもいいでしょう。
でも、何年も毎日使う畳は、価格だけで選ぶのではなく、「これからの暮らしがどう変わるか」で選んでいただけたらうれしいです。
畳替えは、ただ古い畳を新しくするだけではありません。
毎日の暮らしをもっと気持ちよくするための、一つの投資です。
だからこそ私は、お客様が何年後にも「この畳にしてよかった」と思える一枚をお届けしたいと思っています。
こんにちは。
尼崎の畳屋のミツローです。
熊本で大きな地震が発生してから数日が経ちました。
テレビやニュースでは被害の状況が次々と伝えられていますが、その中でもイオンモールで起きた爆発のニュースには本当に驚かされました。
イオンモールは普段の買い物だけでなく、災害時には避難や支援の拠点としても活用される大切な施設です。
そのような場所が被害を受けたことで、今後の復旧や支援活動にも影響が出ないか心配になります。
報道ではプロパンガスが漏れたことが原因の一つとされていました。
地震が起きると、建物の倒壊だけではなく、このような「想定外」の出来事が次々と起こります。
自然の力は、人の予想をはるかに超えてしまうものなのだと改めて感じました。
熊本と聞いて、私が真っ先に思い浮かべるのは「いぐさ」です。
畳の材料である畳表(たたみおもて)の原料となるいぐさ。
現在、国産いぐさのほとんどは熊本県で生産されており、その中心となっているのが八代(やつしろ)地域です。
畳屋にとって熊本は、日本の畳文化を支える大切な産地なのです。
ニュースで八代の名前が流れるたびに気になり、取引のある問屋さんへ電話をしてみました。
問屋さんは福岡にありますが、現地へ足を運んできたそうです。
話を聞くと、生産者さんの住宅や倉庫が倒壊しているところが15〜20件ほどあるとのことでした。
倉庫が倒壊すると、保管していた畳表が散乱してしまいます。
さらに、いぐさを織るための大切な織機まで壊れてしまう可能性があります。
長い時間と手間をかけて育て、織り上げたいぐさが、一瞬で失われてしまうかもしれないのです。
しかし、それ以上に心配なのは来年のいぐさ作りです。
いぐさ栽培は一年を通して準備が必要です。
秋には苗づくりが始まり、そのためには十分な水が欠かせません。
ところが、地震による断水などで水が使えなければ、苗を育てることができません。
もし苗づくりが遅れてしまえば、来年収穫するいぐさにも影響が出てしまいます。
「今年だけ」の問題では終わらないのです。
問屋さんのお話では、できるだけ早く水道などのライフラインが復旧すれば、まだ間に合う可能性もあるそうです。
だからこそ、一日でも早い復旧を願うばかりです。
しかも今は一年で最も暑い時期。
連日の猛暑日が続いています。
復旧作業をされている方々も、生産者さんも、体への負担は計り知れません。
いぐさももちろん心配ですが、それ以上に生産者さんご自身が元気でいてくださることが何より大切だと思います。
私たち畳屋は、生産者さんが丹精込めて育てたいぐさを、お客様へ届ける役目です。
だからこそ、熊本の皆さんには無理をしすぎず、安全第一で過ごしていただきたいと心から願っています。
そして、私たちにできる応援があります。
それが「熊本産いぐさの畳を選ぶこと」です。
畳替えをすると、その先には熊本の生産者さんがいます。
国産いぐさを選んでいただくことは、日本の農業を守り、畳文化を守ることにもつながります。
家の畳を見渡してみてください。
畳が茶色く変色していませんか?
座るとチクチクしたり、服にいぐさの切れ端が付いたりしていませんか?
「お盆に家族が集まる。」
「お孫さんが遊びに来る。」
そんな予定のあるご家庭も多いのではないでしょうか。
「次に来るまでに畳をきれいにしておいてね。」
そんな一言を、お孫さんから言われたというお客様もいらっしゃいました。
新しい畳の香りが広がる和室は、家族が自然と集まり、ゆっくりくつろげる空間になります。
お盆までの畳替えも、まだ間に合います。
そして、その一枚一枚が熊本への応援にもなります。
畳を替えることは、部屋をきれいにするだけではありません。
日本の伝統を支え、熊本のいぐさ農家さんを応援することにもつながっています。
私も畳屋として、熊本産いぐさの魅力をこれからも伝え続けていきたいと思います。
一日も早く熊本の皆さんが安心して暮らせる日常を取り戻せること、そして、いぐさ農家さんがまた笑顔で畑に立てる日が来ることを心から願っています。
こんにちは。
尼崎の畳屋のミツローです。

毎日、本当に暑いですね。
最近では40℃を超えるような酷暑日も珍しくなく、「外へ出るだけで体力が奪われる」と感じる日が続いています。
こんな日は、つい喫茶店へ避難したくなります。
先日も仕事の合間に喫茶店へ入り、アイスコーヒーを注文しました。
エアコンがよく効いた店内で冷たいコーヒーを飲むと、それだけでホッとします。
「もう外には出たくない!」
そんな気持ちになるくらい快適でした。
目次
喫茶店へ行くと、多くのお店で「ブレンドコーヒー」があります。
私も、迷ったらまずブレンドを注文します。
ブレンドコーヒーとは、複数の産地や品種のコーヒー豆、あるいは焙煎方法の異なる豆を組み合わせ、お店独自の味や香りを作り上げたものです。
苦味と酸味、香りやコクのバランスを考え、それぞれのお店ならではの一杯に仕上げています。
一方で、「モカ」や「キリマンジャロ」のように、一つの産地・一つの品種だけで楽しむものは「ストレートコーヒー」と呼ばれます。
豆本来の香りや味わいをダイレクトに楽しめるのが魅力です。
そして最近よく耳にするのが「スペシャルティコーヒー」です。
これは単においしいコーヒーという意味ではありません。
生産地や栽培方法、収穫、品質管理、焙煎、抽出まで徹底して管理された、高品質なコーヒーのことです。
どこの誰が育てた豆なのかが分かり、適正な価格で取引されることで、生産者の暮らしや環境にも配慮されています。
品質だけでなく、生産者の想いまで伝わるコーヒーと言えるでしょう。
実は畳表も、コーヒーで例えるなら「スペシャルティ」と言える存在です。
畳の材料になるいぐさは、熊本県を中心とした農家さんが丹精込めて育てています。
そして多くの場合、その農家さん自身が畳表まで織っています。
つまり、一人の生産者が育てた、同じいぐさだけを使って一枚の畳表を織り上げているのです。
「それならコーヒーのスペシャルティと同じだな。」
そう思われるかもしれません。
ところが、畳表はさらに細かいこだわりがあります。
いぐさ農家さんは、一枚の田んぼだけで栽培しているわけではありません。
いくつもの田んぼでいぐさを育てています。
しかし、畳表を織る時には同じ田んぼで育ったいぐさだけを使います。
もちろん、同じ品種だけです。
「そこまでこだわる必要があるの?」
と思われるかもしれません。
実は、いぐさは品種によって太さが違います。
太さが違えば、織り上がった畳表の見た目も変わります。
さらに、品種によって伸び方も違うため、長さにもばらつきが出ます。
畳表を織る前には、いぐさを長さごとに丁寧に選別します。
異なる品種が混ざっていると、美しく織ることができません。
だからこそ、品種を混ぜることなく、同じ田んぼ・同じ品種のいぐさだけを使うのです。
お米を思い浮かべると分かりやすいかもしれません。
スーパーで販売されているお米は、「コシヒカリ」「ひのひかり」など品種ごとに分けられています。
もちろん、ブレンド米もあります。
また、道の駅などでは、生産者の顔写真が載ったお米も販売されています。
少し値段は高くても、「この人が作ったお米なんだ」と安心して購入できますよね。
畳表も同じように、生産者が分かる商品です。
しかし、実際にはお米以上に手間をかけています。
いぐさは収穫したあと、すぐに「染土(せんど)」という天然の土を使った工程を行い、乾燥させます。
この染土の配合は、生産者ごとに少しずつ違います。
また、育て方や乾燥方法も農家さんそれぞれ。
そのため、同じ品種でも生産者が違うと、色合いや風合いが微妙に変わります。
畳は、お部屋に敷いた時の美しさがとても大切です。
だから、生産者が育てたいぐさを、その生産者自身が管理し、畳表へと織り上げることで、美しい品質を保っているのです。

実は、畳表には数枚に一枚ほど、生産者の名前が書かれたタグが織り込まれています。
これは「この畳表は私が作りました」という、生産者の誇りでもあります。
もちろん、中には製織専門の職人さんもいます。
以前はいぐさを育てていたものの、高齢になり、現在は畳表を織ることに専念されている方もおられます。
その場合でも、多くは決まった生産者のいぐさだけを使って織っています。
だから品質が安定しているのです。
畳は、ただの床材ではありません。
どこの誰が育てたのか分かる天然素材であり、生産者のこだわりや技術が詰まった日本の伝統工芸品でもあります。
コーヒー好きの方が産地や農園にこだわるように、畳にも生産者ごとの個性があります。
それぞれの農家さんが一年かけて育てたいぐさが、一枚の畳表となり、ご家庭の和室へ届けられるのです。
畳替えをされた際には、ぜひ畳表に付いているタグを探してみてください。
そこには、生産者の名前や産地が記されています。
普段はなかなか気付かない小さなタグですが、その一枚には、生産者の想いと品質へのこだわりが詰まっています。
畳を見る目が少し変わる、そんなきっかけになればうれしいです。
こんにちは。
尼崎の畳屋のミツローです。
最近、テレビで時代劇を見る機会が本当に少なくなりました。
私が子どもの頃は、ゴールデンタイムになると毎日のように時代劇が放送されていました。
勧善懲悪のストーリーで、最後は悪い人が懲らしめられ、一話完結なので途中から見ても楽しめるのが魅力でした。
特に毎週月曜日の夜8時から放送されていた「水戸黄門」は欠かさず見ていました。
西村晃さんが黄門様、格さんが伊吹吾郎さん、助さんがあおい輝彦さんだった頃がとても印象に残っています。
今では時代劇そのものが少なくなりました。
理由の一つは制作費です。
俳優さんは全員かつらを着け、着物を身にまとい、昔の町並みを再現したセットまで必要になります。
現代ドラマと比べると、どうしても制作費が高くなってしまうそうです。
そんな時代劇の撮影で有名なのが京都の太秦映画村。
私も中学1年生の遠足で訪れた思い出があります。

時代劇を見ていると、浪人や虚無僧が深くかぶっている大きな笠がありますよね。
顔をすっぽり隠す、あの茶色い笠です。
「何でできているんだろう?」
そう考えたことはありますか?
実は、あの笠の多くはいぐさで作られています。
畳の材料として知られるいぐさですが、昔は生活用品にも数多く利用されていました。
新品のいぐさは爽やかな香りがします。
出来たばかりの浪人笠も、きっと畳のようないい香りがしていたのでしょう。
ドラマに出てくる茶色く色あせた笠は、長い年月使い込まれた証拠。
そう考えると、時代劇を見る目も少し変わってきますね。
水戸黄門や大岡越前、遠山の金さん。
いよいよ悪人を裁く、あの名場面。
どうしてもセリフや演技に目がいきますが、後ろの襖に描かれている柄を覚えていますか?
四角が連続してつながったような模様です。
この柄は**「紗綾型(さやがた)」**と呼ばれる、日本の伝統文様です。
中国・明の時代から伝わった高級絹織物「紗綾(さあや)」に使われていたことから、この名前が付けられました。
卍の形が途切れることなく続くことから、
そんな願いが込められた縁起の良い吉祥文様です。
日本人が古くから大切にしてきた「縁起」を表す柄なのです。

実は、この伝統文様は畳にも受け継がれています。
畳のヘリ(畳縁)には、紗綾型を地模様として織り込んだデザインがあります。
遠くから見ると無地に見えますが、光の当たり方によって上品に柄が浮かび上がります。
派手すぎず、それでいて高級感があるため、
「落ち着いた和室にしたい」
「昔ながらの雰囲気を残したい」
というお客様には、とても人気があります。
和室の雰囲気を壊すことなく、品のある空間に仕上がるのも魅力です。
畳は表替えをするだけでなく、畳縁を選ぶ楽しさもあります。
同じ畳表でも、畳縁が変わるだけで部屋の印象は驚くほど変わります。
先日施工させていただいたお客様も、

「お盆に家族や孫が集まるので、それまでに畳をきれいにしたい。」
というご依頼でした。
小さなお孫さんがいるので、
「食べ物をこぼしたり、寝転んだりするから、きれいな畳で迎えてあげたい。」
そんな優しいお気持ちでした。
畳は家具ではありません。
家族が座り、寝転び、笑い合い、思い出を作る場所です。
だからこそ、お客様のその言葉を聞いて、とても温かい気持ちになりました。
畳を新しくすることは、部屋をきれいにするだけではありません。
家族を気持ちよく迎え、おもてなしの心を形にすることでもあります。
時代劇に登場する浪人笠や、日本の伝統文様である紗綾型など、日本人の暮らしには昔からいぐさや畳が深く関わってきました。
今も変わらず、その心地よさや美しさは受け継がれています。
今年のお盆は、きれいになった畳でご家族を迎えてみませんか。

お盆前の畳替えは、まだ間に合います。
尼崎市を中心に畳の表替え・新調・裏返しのご相談を承っています。
「お盆までに間に合うかな?」
そんな方も、まずはお気軽にご相談ください。
ご家族みんなが気持ちよく過ごせる和室づくりを、心を込めてお手伝いさせていただきます。
こんにちは!兵庫県尼崎市で畳替えを行っている、時友畳商店(ときともたたみしょうてん)の「ミツロー」こと光畑朋宏です。
突然ですが、みなさんはフェスやお祭りなどのイベントに行くと、ついつい食べたくなるものはありますか?
私の場合、キッチンカーなどが来ていると、ついつい「ハンバーガー」を買ってしまいます。素材にこだわった和牛パティのハンバーガーなんて、ジューシーで本当においしいですよね!
そういえば、本日7月20日は「ハンバーガーの日」なんだそうです。1971年のこの日、マクドナルドの日本第1号店が銀座の三越1階にオープンしたことが由来なのだとか。
マクドナルドといえば、ハンバーガーはもちろんですが、限定の「マックシェイク」やコラボスイーツも魅力的ですよね。限定味が出るとドライブスルーで手軽に買えるので、私もついつい味わってしまいます。
日本のどこに行っても、あるいは世界のどこへ行ってもお店があって、何を食べるか迷った時でも「いつものあの味」が想像できる。世界的な大チェーンだからこそ、どこでも同じ品質と味が楽しめる安心感がありますよね。
……と、ここでふと思ったんです。
「あれ? 私たち『畳屋』の業界ってどうなんだろう?」と。
目次
実は、マクドナルドのような全国チェーンの畳屋さんは、日本にはほとんど存在しません。
そして何より、「畳には定価がない」という大きな特徴があります。
「えっ、畳に定価がないってどういうこと?」と思われるかもしれませんよね。
その最大の理由は、畳の表面を覆っている「畳表(たたみおもて)」の材料が、熊本県などで作られる「い草」という農産物だからです。
お野菜やお米と同じで、い草も毎年のでき具合(作柄)によって質が変わります。さらに、畳店がそれをどう仕入れるかによっても条件が変わってきます。
また、お寿司屋さんをイメージしてみてください。 旬のネタや仕入れの状況によってお寿司の値段が変わりますし、同じマグロであっても高級寿司店と大衆店では価格設定が異なりますよね。
畳もまったく同じなのです。
「畳の表替え(張替え)」と言っても、使用する畳表のランク(い草の長さ、密度、経糸の種類など)によって値段は大きく変わります。そして、仕入れた畳表を使って「表替え作業を行う価格」をいくらに設定するかは、各畳店の職人の判断に委ねられているのが現実なのです。
よく新聞の折り込みチラシやポストに入っているマグネット広告などで、
「畳の表替え 1枚 2,800円〜!」
といった激安の数字を目にすることがありませんか?
「そんなに安くできるならお願いしようかしら」と心が動く方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、正直に申し上げます。 尼崎の当店(時任畳店)では、2,800円での表替え作業は到底お受けすることができません。
なぜかというと、簡単な計算をしてみれば理由がわかります。
職人が丁寧に畳の表替え作業を行う場合、朝にお預かりして夕方に納品する作業ペースだと、1日に施工できるのは1世帯分(おおむね6〜8枚程度)が限界です。
仮に「2,800円 × 6枚」の作業を行ったとしましょう。 消費税を入れても合計で18,480円です。
ここから何が引かれるか考えてみてください。 新しい畳表の「材料代」、縁(へり)の代金、引き取りや納品にかかる「ガソリン代や運搬費」……。これらを引いたあと、職人の1日の作業代(人件費)や店舗の維持費は一体いくら残るでしょうか?
はっきり言って、これでは1日の適切な作業代すら出ません。
全国展開しているような巨大な会社であれば、毎日大量の件数をこなして作業効率を極限まで上げることで、利益が出る仕組みを作っているのかもしれません。
ですが、私たちのような地元の専門畳店が「丁寧な手仕事」と「しっかりした品質」を守ろうとすれば、どう考えても成立しない価格なのです。
では、私たち一般の消費者にとって、何が一番大切なのでしょうか?
結論から言うと、「しっかりと畳表の違いや作業内容の説明をしてくれる畳店を選ぶこと」です。
当たり前ですが、お客様は畳の専門家ではありません。「どのい草が良いものなのか」「安価な畳と高級な畳の何が違うのか」をパッと見で見極めるのは非常に困難です。
知識がないことをいいことに、品質の低い畳を高く売られたり、後から高額なオプション料金を加算されたりしては、せっかくお部屋をきれいにしても喜べませんよね。
だからこそ当店では、お客様にご不便をおかけしない施工スタイルを徹底しています。
ご家庭において、和室は「ご家族でご飯を食べる場所」であったり、「夜に布団を敷いて寝る寝室」であったりします。もし作業に何日もかかって夜に畳がない状態になってしまっては、毎日の生活がとても不便になってしまいますよね。
そのため当店では、基本的に「朝引き上げて、熟練の技術で一施工入魂し、夕方にはお納めする」という即日施工を心がけています。
お客様の日常の暮らしを守り、長年安心して使っていただける高品質な和空間をお届けする。そのためには、どうしても一定の「適正価格」が必要になります。だからこそ、理由のない「激安の畳替え」はできません。
マクドナルドのように「どこでも同じ価格で手軽に買える」のも素晴らしい仕組みです。
しかし、一軒一軒のおうちの間取りや暮らし方に合わせ、長く快適に過ごせる和室を作る「畳」は、マニュアル通りのチェーン店では提供できない「職人の見極めと説明」が不可欠です。
「うちの畳、そろそろ張り替えた方がいいのかな?」
「表替えと新調、どっちが良いのか分からない」
「実際のい草の触り心地や香りを確認してみたい」
そんなお悩みや疑問をお持ちの方は、ぜひ尼崎の時任畳店(ミツロー)へお気軽にご相談ください!一級畳技能士の店主が、お客様のお部屋とご予算に合わせた最適な畳のご提案を、どこよりもわかりやすく丁寧に行わせていただきます。
みなさまからのご連絡を、心よりお待ちしております!
こんにちは。
尼崎の畳屋のミツローです。
先日、久しぶりにお気に入りのケーキ屋さんへ行ってきました。
宝塚にある**「OKINA」**というお店です。
普段は少し遠いので気軽には行けませんが、この日は宝塚方面で仕事があったので、「せっかくだから」と立ち寄ることにしました。
ショーケースにはおいしそうなケーキがずらり。
どれにしようか迷いましたが、今回はチーズケーキを選びました。
家に帰ってさっそく食べると、「やっぱりおいしい!」の一言。
素材の良さや食感、甘さのバランスなど、自宅ではなかなか再現できない味でした。
私は甘いものが好きで、いろいろなケーキ屋さんを巡っています。
通りすがりで見つけたお店に入ることもあれば、お客さまや友人から「ここがおいしいよ」と教えてもらって行くこともあります。
以前は家でスイーツを作ることもありました。
カップケーキやチーズケーキ、スコーンなど、簡単なものが中心でしたが、一番手間をかけたのはタルトです。
もちろん家で作るケーキもおいしいのですが、やはりプロが作るケーキには敵いません。
経験や技術、素材へのこだわりがあるからこそ、「また食べたい」と思える味になるのでしょう。
実は、この話は畳にもよく似ています。
最近はDIYブームですね。
ホームセンターへ行けば工具や材料がそろい、YouTubeでは作り方や修理方法まで詳しく紹介されています。
家具を作ったり、壁紙を貼ったり、棚を取り付けたり。
自分で挑戦する方も増えています。
では、畳もDIYで張り替えられるのでしょうか?
結論から言うと、一般的な畳はDIYで張り替えるのはとても難しく、おすすめできません。
先日も、そのことで困って当店へご相談くださったお客さまがいらっしゃいました。
マンションにお住まいになって10年以上。
畳は毛羽立ち、座るといぐさの細かいカスが服についてしまう状態でした。
「何とか自分で直せないかな」と思われ、畳表をめくってみたそうです。
ところが、そこで思わぬ壁にぶつかりました。
畳は見た目以上に複雑な構造になっています。
畳表だけをきれいに外そうとしても、畳縁との取り合いがあり、簡単には分解できません。
さらに、畳に使う材料はホームセンターではほとんど販売されていません。
専用の機械や道具も必要になるため、途中で作業が進まなくなってしまったそうです。
畳表をめくった状態では、畳床がむき出しになります。
この畳床は意外とデリケートで、表面を傷つけたり削ったりすると粉が出てしまうことがあります。
今回も少し表面が削れていましたが、幸い大きな傷みではなかったため、表替えができる状態でした。
お話を伺うと、お客さまは
「モダンな雰囲気にしたい」
「畳縁が目立たない部屋にしたい」
というご希望をお持ちでした。
ヘリなし畳にも興味はあるものの、ご予算も気になるとのこと。
そこで現在の畳床を活かしながら、ダイケン健やかおもてを使い、畳縁も同系色で合わせる方法をご提案しました。
選んでいただいた色は灰桜色(はいざくらいろ)。
ダイケンの畳表の中でも特に人気が高く、洋室にも和室にもよくなじむ落ち着いた色合いです。
施工後のお部屋は、以前とはまったく違う印象になりました。
明るく上品で、すっきりとしたモダンな空間へ。
お客さまにも大変喜んでいただき、「これなら趣味の時間も気持ちよく過ごせます」と笑顔でお話しくださいました。
DIYには、自分で作る楽しさがあります。
私もものづくりは好きなので、その気持ちはよく分かります。
ですが、畳は長く快適に使うために、専門の知識や技術が必要なものです。
無理にDIYへ挑戦してしまうと、かえって修理費用が高くなったり、畳床まで傷めてしまったりすることもあります。
「この畳は表替えできるの?」
「新調した方がいい?」
「ヘリなし畳にできる?」
そんな疑問がありましたら、まずはお気軽にご相談ください。
お部屋の状態やご予算、ご希望のデザインに合わせて、最適な方法をご提案いたします。
畳は、ただ新しくするだけではありません。
毎日過ごす空間を、もっと心地よく、もっと好きになれる場所へ変えるお手伝いをすること。
それが、私たち畳屋の仕事だと思っています。
尼崎で畳替えや表替え、ヘリなし風のモダンな畳をご検討中でしたら、ぜひお気軽にミツローまでご相談ください。
お客さま一人ひとりの暮らしに寄り添い、「畳を替えてよかった」と思っていただけるご提案をさせていただきます。