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日別アーカイブ: 2026年7月23日

時代劇で見かける「あの笠」も実はいぐさ?お盆前の畳替えはまだ間に合います

こんにちは。

尼崎の畳屋のミツローです。

最近、テレビで時代劇を見る機会が本当に少なくなりました。

私が子どもの頃は、ゴールデンタイムになると毎日のように時代劇が放送されていました。

勧善懲悪のストーリーで、最後は悪い人が懲らしめられ、一話完結なので途中から見ても楽しめるのが魅力でした。

特に毎週月曜日の夜8時から放送されていた「水戸黄門」は欠かさず見ていました。

西村晃さんが黄門様、格さんが伊吹吾郎さん、助さんがあおい輝彦さんだった頃がとても印象に残っています。

今では時代劇そのものが少なくなりました。

理由の一つは制作費です。

俳優さんは全員かつらを着け、着物を身にまとい、昔の町並みを再現したセットまで必要になります。

現代ドラマと比べると、どうしても制作費が高くなってしまうそうです。

そんな時代劇の撮影で有名なのが京都の太秦映画村。

私も中学1年生の遠足で訪れた思い出があります。

時代劇に登場する「あの笠」の材料をご存じですか?

時代劇を見ていると、浪人や虚無僧が深くかぶっている大きな笠がありますよね。

顔をすっぽり隠す、あの茶色い笠です。

「何でできているんだろう?」

そう考えたことはありますか?

実は、あの笠の多くはいぐさで作られています。

畳の材料として知られるいぐさですが、昔は生活用品にも数多く利用されていました。

新品のいぐさは爽やかな香りがします。

出来たばかりの浪人笠も、きっと畳のようないい香りがしていたのでしょう。

ドラマに出てくる茶色く色あせた笠は、長い年月使い込まれた証拠。

そう考えると、時代劇を見る目も少し変わってきますね。

裁きの場面で後ろにある襖の柄にも意味があります

水戸黄門や大岡越前、遠山の金さん。

いよいよ悪人を裁く、あの名場面。

どうしてもセリフや演技に目がいきますが、後ろの襖に描かれている柄を覚えていますか?

四角が連続してつながったような模様です。

この柄は**「紗綾型(さやがた)」**と呼ばれる、日本の伝統文様です。

中国・明の時代から伝わった高級絹織物「紗綾(さあや)」に使われていたことから、この名前が付けられました。

卍の形が途切れることなく続くことから、

  • 家の繁栄
  • 長寿
  • 子孫繁栄
  • 幸せが末永く続くこと

そんな願いが込められた縁起の良い吉祥文様です。

日本人が古くから大切にしてきた「縁起」を表す柄なのです。

この紗綾型は畳の縁にも使われています

実は、この伝統文様は畳にも受け継がれています。

畳のヘリ(畳縁)には、紗綾型を地模様として織り込んだデザインがあります。

遠くから見ると無地に見えますが、光の当たり方によって上品に柄が浮かび上がります。

派手すぎず、それでいて高級感があるため、

「落ち着いた和室にしたい」

「昔ながらの雰囲気を残したい」

というお客様には、とても人気があります。

和室の雰囲気を壊すことなく、品のある空間に仕上がるのも魅力です。

畳は表替えをするだけでなく、畳縁を選ぶ楽しさもあります。

同じ畳表でも、畳縁が変わるだけで部屋の印象は驚くほど変わります。

お盆は家族を迎える大切な時間

先日施工させていただいたお客様も、

「お盆に家族や孫が集まるので、それまでに畳をきれいにしたい。」

というご依頼でした。

小さなお孫さんがいるので、

「食べ物をこぼしたり、寝転んだりするから、きれいな畳で迎えてあげたい。」

そんな優しいお気持ちでした。

畳は家具ではありません。

家族が座り、寝転び、笑い合い、思い出を作る場所です。

だからこそ、お客様のその言葉を聞いて、とても温かい気持ちになりました。

畳を新しくすることは、部屋をきれいにするだけではありません。

家族を気持ちよく迎え、おもてなしの心を形にすることでもあります。

時代劇に登場する浪人笠や、日本の伝統文様である紗綾型など、日本人の暮らしには昔からいぐさや畳が深く関わってきました。

今も変わらず、その心地よさや美しさは受け継がれています。

今年のお盆は、きれいになった畳でご家族を迎えてみませんか。

お盆前の畳替えは、まだ間に合います。

尼崎市を中心に畳の表替え・新調・裏返しのご相談を承っています。

「お盆までに間に合うかな?」

そんな方も、まずはお気軽にご相談ください。

ご家族みんなが気持ちよく過ごせる和室づくりを、心を込めてお手伝いさせていただきます。