こんにちは。
尼崎の畳屋のミツローです。
今日は「くつろぎの日」なんだそうです。
コメダ珈琲店が制定した日だそうですが、「くつろぐ」と聞くと、みなさんはどんな場所を思い浮かべますか?
先日ラジオを聴いていると、「くつろげる場所はどこがいい?」というアンケートをしていました。
パーソナリティーのお二人が、それぞれ「ここがいい」という場所を挙げて、リスナーがどちらが好きか投票するというもの。
その中で、落語家の桂吉弥さんが「畳」を挙げていました。
寄席の楽屋が畳敷きになっていて、そこで今日の演目について話したり、お茶を飲んだりする。
そんな場所が、とてもくつろげるというお話でした。
畳屋としては、これがなんだかうれしいんですよね。
そして、リスナーからのアンケート結果は……
なんと「畳」が1位になっていました。
リスナーからも、畳についてうれしいコメントがありました。
「以前住んでいた家には畳の部屋がなかったけれど、引っ越した新しい家には畳の間があって、とても気に入っています」
「エアコンがないので夏は暑かったけれど、これからの時期はラジオを聴きながらゴロンとくつろぎたい」
そんな声です。
もう一つは、新築の家を建てるときに、リビングの一角に畳スペースを作ったという方。
「これがとても良くて、休みの日は大の字で寝ると気持ちいい」
というお話でした。
大の字で寝られる。
これ、畳のいいところですよね。
畳の部屋のいいところって、どこにあるのでしょうか?
僕が思うのは、まず一つ目。
どんな姿勢でもいい。
普通に座ってもいい。
あぐらをかいてもいい。
かしこまって正座をしてもいい。
壁にもたれて座ってもいい。
そして疲れたら、そのままゴロンと寝転んでもいい。
ソファのように「座る場所」が決まっているわけではありません。
二つ目は、
何人でも対応できる。
畳の部屋なら、テーブルを一つ置いて、肩を寄せ合って何人でも座ることができます。
お茶を飲んだり、みんなで話したり。
布団を敷けば、何人かで寝ることだってできます。
三つ目は、
いろいろな使い方ができる。
ご飯を食べる食卓にもなります。
テレビを見たり、お茶を飲んだりするリビングにもなります。
布団を敷けば寝室にもなります。
テレビを見ながらストレッチをすることもできますし、子どもが小さい頃なら、ゴロゴロ転がって遊ぶこともできます。
昔なら「プロレスごっこ」なんてしていましたが、今の子どもたちは何をして遊ぶんでしょうね。
畳は、子育て中の家庭にも便利です。
赤ちゃんの頃なら、おむつ替えやお昼寝。
布団を敷けば、赤ちゃんと一緒に添い寝することもできます。
ソファで寝かせていて、寝返りをして落ちてしまう、という心配も少なくなります。
ハイハイをするようになれば、畳の上を自由に動き回れます。
そして、立ったり歩いたりするようになると、転んでしまうこともあります。
フローリングに比べると畳にはクッション性があるので、転倒したときの衝撃を和らげることが期待できます。
こう考えると、畳って子どもが小さい時期にも活躍する場所なんですよね。
最近は、和室を一部屋作るのではなく、リビングの一角に畳スペースを作る家もあります。
「和室までは必要ないけれど、ちょっとゴロンとできる場所が欲しい」
そんな方には、畳スペースという選択肢もあります。
ただし、
「畳っていいんだ!」
と思って、ホームセンターへ行って畳を買ってくればいい、というものでもありません。
畳は部屋の大きさや高さに合わせて作る必要がありますし、畳表にもさまざまな種類があります。
使い方や予算によって、選ぶ畳も変わってきます。
「リビングに畳を敷きたい」
「畳スペースを作りたい」
「今ある和室をもっとくつろげる場所にしたい」
そんなときは、ぜひ畳屋に相談してみてください。
畳の上でゴロンと横になる。
何もしないで、ただゆっくりする。
そんな時間も、たまにはいいものですよ。