こんにちは。
尼崎の畳屋のミツローです。
ここのところ、秋雨前線が停滞して、雲が広がる空の日が続いています。
昨日は秋雨前線が南に下がり、大陸からの高気圧に覆われたことで、久しぶりに晴れた空を見ることができました。
空気もさらっとして、とっても爽やか。
暑くもなく、乾いた空気で過ごしやすくて、
「こんな天気が毎日続けばいいのになぁ」
なんて思っていました。
ところが、今日はまた曇り空。
秋雨前線が北へ上がり、前線の南側に入ったことで、湿った空気が流れ込んでいます。
気温はそれほど高くないのに、空気がじめっとして、蒸し暑く感じますね。
先日は名古屋方面で猛烈な雨が降りました。
大きな被害が出た地域もあり、お見舞い申し上げます。
2000年に起きた東海豪雨を上回るような大雨だったそうです。
それでも名古屋では、想定を超える雨に備えて、地下に雨水を一時的に貯める施設などが整備されていて、川の氾濫などをある程度抑えることができたようです。
大阪でも、地下に雨水を貯める施設があるようですが、これから大雨が増えていくと、どこまで対応できるのかなと少し心配になります。
秋雨前線や台風の影響で、これからもしばらく雲の広がる日が続きそうです。
8月は猛暑で大変でしたが、9月になって暑さは少し和らいできました。
とはいえ、秋雨前線の位置によっては湿った空気が入ってきて、蒸し暑くなるので、まだまだエアコンは欠かせません。
そして、雨の日が続くと困るのが「家の中の湿気」です。
雨が降っていると、窓を開けて換気することもなかなかできません。
エアコンをつけている間は、ある程度湿気を取ってくれますが、一日中エアコンをつけっぱなしというわけにもいきません。
そうすると、家の中に湿気がたまりやすくなります。
その湿気を吸ってくれるものの一つが、畳です。

畳は、家の中で使われる天然素材の代表的なもの。
畳表に使われているいぐさには、湿気を吸ったり吐いたりする性質があります。
ジメジメした時期には、畳が家の中の湿気を吸ってくれるんですね。
でも、ここで気をつけたいことがあります。
まだ9月。
雨が続いたあとに気温が上がると、湿気をたっぷり含んだ畳にとっては、カビが発生しやすい環境になってしまいます。

「畳がなんとなく湿っぽいな」
そんなときは、まず天気の良い日に窓を開けて、家の中の空気を入れ替えてください。
できれば窓を2か所以上開けて、風の通り道を作ると、効率よく換気できます。
さらに、畳の湿気を抜く方法があります。
それは、畳を少し持ち上げて、畳の下に空気を入れてあげること。

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畳を上げるときは、本来なら「手かぎ」という道具を使います。

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畳屋が畳を持ち上げるときに使う道具ですが、一般のご家庭にはなかなかありませんよね。
そんな場合は、千枚通しなど、先の尖ったものを使う方法もあります。
畳の角、畳べりの際あたりに差し込み、ゆっくり持ち上げます。
このときに注意してほしいのが、畳べりだけに力をかけないこと。
畳べりだけに千枚通しを引っかけて持ち上げると、畳べりが破れてしまうことがあります。

先端は畳床にしっかり差し込み、無理のないようにゆっくり持ち上げてください。
畳を少し持ち上げて、下に空気を通してあげるだけでも、湿気を逃がしやすくなります。
秋は過ごしやすい季節ですが、秋雨前線の影響で、意外と湿気が多い季節でもあります。
「畳がちょっと湿っぽいな」
と感じたら、晴れた日に窓を開けて換気。
そして、できれば畳の下にも空気を入れて、湿気を逃がしてあげてください。
畳を長く気持ちよく使うためにも、秋の湿気対策をしてみてくださいね。